白い杖
第291号
発行日 令和
3
年12月1日
発行所 八尾視覚障がい者福祉協会
発行人 重丸 京子
編集人 木村 滋
障害者週間に思う
新型コロナウィルス禍もワクチン接種の浸透で漸く収束の兆しが見えてきましたが、第6波の襲来を危惧する専門家もおられます。
このような状況下で開催する啓発活動
(
啓発物品の配布や街宣活動
)
は、昨年同様大変意義のあることだと思っています。
私達障がい者を市民の方々が正しく理解し、身近に感じてもらい、平成
14
年
12
月に閣議決定された「障害者基本計画」に謳われている基本理念である「共生社会」の実現を強く訴える必要があります。
【スケジュール】
➀ 開会、主催者挨拶。
② 来賓激励の挨拶、来賓の紹介。
③ 近鉄八尾駅前「噴水広場」での街宣活動
※幟を立てて、通行人に対してアピールする。
④ パレード(近鉄八尾駅前~市役所前)
⑤ 大松市長からの労い・激励の挨拶。
⑥ 主催者お礼の挨拶・解散
【参加申込締切】
11
月
30
日(火)。八尾視協の会員には行動費(
500
円)を
支給。
共に生きる社会をめざして
対象に開催しております。
講座の目的は、子供達が我々視覚障がい者と接することにより身近に感じ、自然にやさしい手が差し伸べられる事を期待するものです。
具体的には、まず最初に、視覚障がい者の日常生活を説明し、ちょっと手助けしてもらったらもっと充実した楽しい日々が過ごせるのだがで締めくくります。白杖のつき方や手引きの方法、視覚障がい者の文字である点字等について体験学習してもらい、最後に子供達から質問を受けます。「どうして食事をするの」、「風呂はどうして入るの」とか、視覚障がい者を「あの人目が悪いわ」と傍観者の立場でしか見ていなかった事がこの質問内容から推察されますが、この子供達が大人になった時「共に生きて当たり前の精神」が宿っている人間になってほしいと願っての啓発活動です。
長年の啓発が功を奏してか、一人歩きしている視覚障がい者に、子供達から「おっちゃんこんにちは」とか、「一緒に歩こう」と気軽に声かけしてくれる回数が増えうれしい限りです。
当団体は、5年程前から八尾市内の各地区コミュニティセンターや、地区集会所へ出向き「災害時要配慮者支援講習会」を、年
5
回程開催しております。近年、南海トラフ大地震の到来が叫ばれており、災害発生時に自力で逃げるのが困難な我々障がい者に皆さんのお力をお借りする講習会です。講師は、身体障がい者、肢体不自由児者の父母、ろう者、視覚障がい者等
15
名前後の人達で、災害発生時における障がい者別救助方法を説明し、実際に参加者の皆さんに体験していただきます。大きな目的は講習会を通じて市民が我々障がい者を身近に感じて、やさしい手が差し伸べられる社会の実現です。我々障がい者も災害発生時に、市民が気軽に声掛けしてもらえるよう、日頃から隣近所の人達と仲良く会話を交わす間柄であるよう努力が必要です。
「共に生きる社会」と一言に言ってもなかなか難しい問題ですが、徐々にではありますが、市民と障がい者の接点が縮まってきているのも確かです。例えば、オリンピックについても、以前は「オリンピック」、「パラリンピック」と連呼されて報道されなかったのが、現在は必ず連呼され、又、出場する障がい者の練習状況等も報道されるようになり喜ばしい限りです。
しかし、反面、視覚障がい者の線路への転落事故は後を絶ちません。近くにいた人が「危ないですよ」と一言声掛けしてもらったら防げた事で、又、災害時における避難生活においても、周囲の人達が「何かお手伝いしましょうか」と、やさしい眼差しで接してもらえたら、壊れかけた我が家へ逆戻りするような事態は起こらないはずです。
障がい者の皆さんは、毎日をエンジョイする為にいろいろ工夫して生活され、少しでも楽しい日々を送ろうと頑張っておられます。障がいを受け入れるまでどんなに心の葛藤と戦ったことでしょう。相互に人格を尊重しながら接すれば必ず心は通じ合い、「もし健常者だったらなあ」の愚痴を一度もきいた事もなく、その心の強さに勇気づけられ、感服と敬意の念につきます。
障がい者は、五感の内、一感が欠如していますが、人間の体はすばらしく、欠如した一感をあとの四感がフォローするものです。例えば、視覚障がい者は目が不自由でも聴覚が鋭く、「今日は〇〇さん疲れているわね」と声で判断されびっくりです。
障がい者の人権を尊重し、これからも啓発を通じて「共に生きる社会」の実現、誰もが暮らしやすい思いやりのあるまちづくりを目指して、障がい者の皆さんと一緒になって頑張ります。
八尾視協グラウンドゴルフ大会開催される
※3位は、橋本末夫さんと中村《なかむら》年之《としゆき》さんとのプレーオフの結果、橋本末夫さんが3位となられました。
大阪府視覚障がい者スポーツ・レクリエーション大会開催される
能楽鑑賞のご案内
※ガイドヘルパーが必要な方については、ガイドヘルパー分は本会が負担します。
先着(申し込み順)3名まで協会車で送迎します。
文化教室の開催
○
手芸教室
12月6日(月)、
13
日(月)、
20
日(月)
○
サウンドテーブルテニス教室
12月
6
日(月)、講師なしで開催。
○
ギター教室
12
月
1
日(水)、
15
日(水)
○
ヨガ教室
12
月
15
日(水)
○
料理教室
12月
9
日(木)
○
三味線教室
12
月
2
日(木)、
16
日(木)
○
茶道教室
12
月
10
日(金)
○
ミニトランポリン教室
12
月
10
日(金)
○
エアロビクス教室
12
月
10
日(金)
同 好 会 の 案 内
【日 時】12月7日(火)
【集合時間・場所】午前10時、近鉄奈良駅噴水前集合。
【行 先】
奈良公園、周辺の神社・仏閣。
【行 程】
世界遺産の興福寺五重塔、采女神社(うねめじんじゃ)、猿沢の池
等を散策。特に、興福寺は間もなく令和の大修理に入るので、今
後
10
年間は見ることが出来ません。当日は弁当持参。
【拝観料】
500円
【申込締切】
12月3日(金)
当分の間休止。
【日 時】
12
月
9
日(木)、
14
日(火)、
21
日(火)
【日 時】
12
月
8
日(水)午前
10
時~正午
【場 所】久宝寺緑地公園
※令和4年
1
月は休止。
【日 時】
12
月
19
日(第3日曜日)、午前
10
時、市立社会福祉会館集合。
【行 先】奈良県保養センター・下市《しもいち》温泉《おんせん》秋津《あきつ》荘《そう》「明水館《めいすいかん》」
【行 程】9月に予定していましたが、新型コロナウイルス禍のために入場不可となりましたが、やっと入場することが出来るようになりましたので、再度計画しました。
下市の清流「秋野川」のほとりにたたずむ山あいの静かないで湯で、ゆったりと身も心も癒していただきます。
【入湯料】
500
円
【申込締切】
12
月
6
日(月)
お 知 ら せ
〇 大阪造幣局特別観桜会参加希望者の募集について
毎年4月中旬頃に開催される、府視協主催の「大阪造幣局特別観桜会」に
は多くの参加希望者が予想されるため、予め参加希望者を募り定員
(
5名程度
)
を超えた場合は抽選で参加者を決定させていただくことになりました。来年
度の参加を希望される方は12月28日(火)までに本会事務所(電話・FA
X
924-8653
)に申し込んでください。
「日本テレビ小鳩文化事業団」から点字カレンダーが寄贈されましたので希望者は事務所まで取りに来てください(先着順)。
ーコンサート」につきましては、本年は、場所を変更して次のとおり開催さ
れます。本会事務所に招待券が届いていますので、鑑賞を希望される方は取
に来てください。
今後は、新しい仲間として、気軽に本会の行事等に参加できるようにお誘いください。
12
月
29
日(水)~令和
4
年
1
月
3
日(月)
※令和
4
年
1
月
4
日(火)から業務を始めます。
(緊急時の連絡先)渡邊相談役
携帯090―4649―1492
道路工事のお知らせ
太田3丁目~4丁目
9月2日(木)~令和
4
年
3
月
25
日(金)
末広町4丁目~佐堂町3丁目
10
月
4
日(月)~令和4年
3
月
25
日(金)
恩智北町4丁目地内
11月15日(月)~令和4年1月31日(月)
北本町1丁目地内他
11月15日(月)~令和4年3月31日(木)
東山本町8丁目地内
11月15日(月)~令和4年3月31日(木)
光町1丁目地内他
11月20日(土)~令和4年3月31日(木)
若林町2丁目地内
11月22日(月)~令和4年3月31日(木)